長崎県立大学新聞会では、長崎県立大学の学園祭「鵬祭」の２日目に、俳優さんやタレントさんをお呼びしてトークショーを行っております。

　昨年度は俳優の小出恵介さん、それまでも桐山漣さん、タレントの芹那さんや南明奈さんに、ゲストとして来ていただきました。

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　今年度も、来る11月13日（日）に、芥川賞作家の羽田圭介さんをお迎えして、トークショーを行う予定です！

　

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　説明するまでもなく、学園祭トークショーは、我が新聞会の一年における最も大きいイベントとなります。しかしながら、決して我々は「思い出作り」などという自己満足ばかりに走るのではなく、僭越な物言いではございますが、多くの皆様の人生に飾りをつけられるよう、各自が責任をもって企画から運営までを行っております。

 

　内省的な話を展開すれば、多くの皆様のお力を踏まえた上で、新聞会全体でトークショーを成功に導いていく。この作業には、多くの労力は疎か、多くの能力を必要とすものであります。毎回の実行本部の開催、他機関との打ち合わせ・折衝、ステップやアジェンダの設置、チラシ配布やポスター設置といった広報活動、当日の運営、「想定外」を少なくしていく作業……すべて多くの〝自主性〟や〝意思疎通・共通意思〟が必要とされる作業であります。それらの基底にはすべて、寄り掛かりや押し付けといった精神の追放がなければなりません。

　トークショーを利用するとは芳しい言い回しではありませんが、毎年のトークショーを役員各自の成長の機会に充てていることは事実です。内省的な一面が、運営側の生き方のスキルアップであるからこそ、より一層の責任感をもって、各自が当たっている、そんなトークショーです。

 

　現在、多くの学園祭が実行機関の自己満足に帰結する嫌いがございます。我々は、ホストとゲストの立場を履き違えるような認識からは離れた立場にあると、胸を張って宣言したくあります。勿論、運営側の「思い出作り」もあって如かるべきですが、そこを前景化させたり順序を間違えてはいけません。ゲストの皆様あっての学園祭。勿論、ゲストお一人お一人が、学園祭に対して充実感を求めていることもないのも事実であるかと思いますが、少なくとも我々ホストの人間は、ゲストの皆様の充実の補給、その日の寄与に回るべきであります。

 

　同時に、学園祭の主体は、何もホスト側（特段、実行機関）だけではない筈です。学生一人一人、参加／来場された方々一人一人が主体であるべきなのです。そこを忘れて、「運営」や「主催」といった飾りを盾にし、我が物顔で多くの「主体」を蹂躙するような蛮行はあってはなりません。通り一遍にはなりますが、学園祭はあくまでも学生一人一人が作り上げていくものです。

 

　新聞会では、毎年のトークショーに向けて、ゲストの選定作業や運営方法をはじめとして、多くの皆様のご意見を募集しております。少しでも皆様のお考えに寄り添えるトークショーになれるよう、僅かでも皆様の人生や心に寄り添えるトークショーを実現できるよう、今後とも精進してまいります。

　最後となりますが、新聞会では24時間365日、いつでもメンバー募集中です。トークショーの企画・運営を一緒にやってみませんか？　多くの方々の人生に飾りをつけられるよう頑張ってみませんか？

　どうぞ、本年度の長崎県立大学新聞会主催トークショーもお楽しみにお待ちください！！！

 

長崎県立大学新聞会

学園祭トークショー実行本部長

新井　輝

 

※桐山漣さんの「漣」の漢字は、正しくはシンニョウの「点」は一つです。