■長崎にて。
- Hikaru Arai
- 2014年9月8日
- 読了時間: 2分
『城の崎にて』(志賀直哉)みたいなタイトルです(笑)
明るい選挙推進サポーターオリエンテーションを終えてからは、松本・最高顧問と合流。いわゆる「長崎さるく」をしてきました*笑
*
卒論が、遊廓について書くこともあって、丸山近くに

■やはり、遊廓には「見返り柳」と野良ニャンコはつきものです

■味のある風景。
長崎には、ご存知の通り「思案橋」や「思い切り橋」といった絶妙な雰囲気の名前をまとった橋があります。
これも実は丸山遊廓があった時代の名残でして
遊廓に〝行こうか行くまいか〟と思案したとされる場所が「思案橋」、そしてそれを渡り〝行くのだ〟と思いきったとされるのが「思い切り橋」あたりとされています。
→「思い切り橋」は、遊廓から帰るときには男がちょうど「見返る」場所に相当し「見返り橋」とも言われております
実は、佐世保にも丸山ほどの歴史はありませんが、勝富遊廓や花園遊廓といった遊里はございました(それについては、また今度)。

■明治初めにつくられた、石造りの丸山町交番も有名です。
*


ちょうど、中秋節の頃でもありまして、中華街界隈も賑やかでした。
広場では、オジサマたちが麻雀をしている姿も。いやぁ、あらゆる時代が生きています、共存しています。
……しかしまた、ももかくにまんじゅうが美味しそうでしたねぇ。
*

せっかくですので、平和公園にも足を運んでみました。
いやぁ、また夏がぶり返してきたような天気でしたね。残暑というよりも本暑。暑い夏。
あの雲はどうみても夏の雲。達郎さんの「僕らの夏の夢」が自然に再生されます。
この暑さが、ちょうど多くのことを思わせる、この場所にとってはどこか見合った風土なのかもしれません。

あ、カフェめぐりが好きなので、洒落乙な「elv cafe」さんにも行ってきました*
松本・最高顧問の某記事の構成を担当いたしました(笑)

どこの土地に関しても言えるのかもしれませんが、長崎は歩けば歩くだけ素敵な発見のある街です。
多くの歴史や文化、温かみや味わいが凝縮された……いや零れ落ちてさえある場所です。
自分は、後一年半は長崎にいます。
長いと言えば長い、短いと言えば短い。いずれにせよ限られた時間です。
その限られた時間の中で、もっともっとこの街を、住んでいる人を愛することができればです。
先輩方が、長崎や佐世保に骨を埋めたくなる気持ちも日に日によく分かります。
平成26年9月8日
長崎県立大学新聞会会長
新井 輝
Comments